Monday, April 21, 2008

日本のOLランチ体験記

現在私は、J-goodsクライアント様の日本本社にお邪魔して、
中国市場への取り組みついてのご教授を頂いている。

昨日は、西新橋のN社様にうかがった。
丁度ランチタイムにさしかかってしまったので、
T女史からランチに誘っていただき、東京大手企業OLのランチを体験。
改めて「日本はいいな」「なんとも風情があるな」を実感した。
まず、オフィス近くに500円~1000円で楽しめる、
美味そうな定食屋や丼物屋がいっぱいあって、選択肢が豊富なのがいい。
12時になると、一斉に各オフィスから「今の日本を動かしているゾ風」の
サラリーマンが出てくる。すると人気の店はすぐにいっぱいになり
行列ができる。T女史から「フレンチやイタリアンもありますが、
何がいいですか?」と聞かれ、、迷わず「親父が通うそうな丼物!」と
答えた私。今回はランチなのに、目の前で揚げてくれる天ぷらやで
定食を注文。あまりの旨さに、日本できちっとした会社にお勤めして
おいしいランチを食べる!!って、なんて素敵なことなんだろう!と
無性にうらやましくなったのである。

日本は美しい

今、私は日本にいる。永住権保持者はJR Passが使えるので、
1週間2万8000円で、JR乗り放題。
それを良いことに3日間、実家の山梨小淵沢から
東京まであずさ通勤をしているのだ。
さて、小淵沢は八ヶ岳の真ん中、首都圏のリゾート地なので、
まだ桜は3分咲き。そこから甲府盆地に向かって降りる途中、
桜は、満開→散り際→咲き終わりと変化する。
そして桜を十分堪能した後、今度はこう盆地の斜面を
桃の花が鮮やかなピックに染めあげる。
あー、日本はいいな。
安部前総理、あなたの「美しい国ニッポン」は、本当ですね。

Sunday, March 9, 2008

出版記念パーティー

J-goodsにも記事を書いてくれている、日刊スポーツ芸能記者、
千歳香奈子さんの処女作「ハリウッド・セレブ」の
出版記念パーティーがあった。
今回のパーティーを企画運営したのが、北海道人会。
北海道出身の彼女は、この会の副会長を務めたり、
日頃からボランティアで活動をサポートしていると聞いた。

パーティーに集まったのは、北海道出身者を中心に
日系社会の重鎮と呼ばれるようなお歴々から、
来米間もない学生さんまで。
千歳香奈子さんが日頃から、周りの方々に心を込めて
接していた姿がとてもよく表れた、暖かく素晴らしいパーティー。
情けは人のためならず!を再認識したひとときだった。

香奈子さん、上梓おめでとうございます!

Sunday, March 2, 2008

毒餃子報道「日本は騒ぎすぎ」?

日本では「中国が、日本は騒ぎすぎだ」と言っていると、報道されている。
ネットをみてもそんなコメントが多い。
単純にこの言葉だけをとらえれば、まるで中国人が「そんな程度の被害で
大騒ぎしすぎだよ」と言っているように聞こえる。
事実私もそう言われているんだと思っていた。
が、しかし、実際に何人かの中国人に「私が日本人であることを意識せずに
本音を聞かせてほしい」と意見を求めると、違う声が聞こえてきた。

日本のメディアは何か事件が起きると、その報道一辺倒になる。
今、日本のワイドショー番組は、連日どの局も「毒餃子」と「ロス疑惑」。
ワイドショーは同じ時間帯に放送されていることが多いから、
チャンネルをかえても、また「毒餃子」。
一方中国は、広い国土に多い人口。犯罪や事件、ニュースの数も多い。
だから、一つの出来事をそれ「一辺倒」の報道している時間がない。
そんな中国からみれば、そればっかりの日本は「騒ぎすぎ」に映る。
と、言うのだ。
被害に対して「騒ぎすぎだよ」と言っているのではなく、
日本の報道姿勢に言っているのだと、、。

よくよく聞いてみると、確かに的を射ている。
ネットで「毒餃子」に関わるニュースを拾うと
「中国が日本のことを騒ぎすぎといっている」「日本人は虚弱体質」
「日本企業管理の工場で起きたから、日本の責任と言った」とか、、、、
日本人が、「いい加減にしろ!」と言いたくなる言葉がたくさん出てくる。

中国語のわかる日本人が、中国のテレビやネットでの言葉を翻訳して
日本に紹介しているのだろうが、私が聞いた生の中国人のコメントとは
言葉尻の表現が違うようにも感じる。

報道の自由が認められている、知る権利が守られている日本だからこそ、
早く「一辺倒」を卒業し、受け取る側も、自分で真実を判断する力を
磨かなければいけないと思うのだ。

Friday, February 29, 2008

毒餃子がテロだとしたら。。。

仕事柄、例の毒餃子事件は注意深くニュースを追っているつもり。
日本人としては、「日本国内で毒物が混入された可能性は極めて少ない」を
信じたいのはヤマヤマだし、これまでの中国の食の安全管理状態を
かいま見ると、「やっぱり中国でじゃないの?!」との気にもなる。

が、ここで少し目線を変えてみる。

北京オリンピックを控えた中国と、論争事に滅法弱い日本
この両国のいざこざで、一番得するのは誰だろう?

最新の記事で、日本の新聞記者が中国で農薬を買おうとして捕まった。
記者のコメントは「農薬が買えるかどうか検証していた」とのこと。
しかしこれを受けた中国世論(ネット上)は、「ほうらやっぱり日本の自作自演じゃん」
「犯人見つけたり!」としたり顔。

でも、日本の自作自演だとしたら、「何のタメに?」「どんな得があるの?」

これって、もしかして、虚弱体質日本人を利用して、中国を陥れるための
一石二鳥国際テロってことは、考えられないだろうか??
テロ組織は、日本と中国の両方を苦々しく思っている存在。

と、ここまで来ると小説のような話になってしまうが、
きっとこの平行線のまま、両国の見解は歩み寄ることなく
お互いにしこりだけが残ってしまう結果になるんだろうな、、、、と、
アメリカにいる私は、ため息をついている。

が、とにもかくにも重篤な健康被害に遭った人たちが多数いる以上、
両国が納得する日が、一日も早く来ることを祈ってやまない。

Tuesday, February 26, 2008

矢沢永吉さんに会いました

今日仕事で、Torrance Blvd. のスタバに行ったら、
そこに普通にお茶を飲みながら雑誌を見ている、あの矢沢永吉さんが。
そして、車から降りた私と一瞬目があった。
以前、アナウンサー時代にインタビューをした経験があったけど、
まさか覚えているはずないし、声をかけるのもなんだかな、、と
とりあえず軽く会釈だけして、私も店内に入った。

飲み物を買って、外に出るとまだ入り口のいすに腰掛けている矢沢さん。
思い切って挨拶をしてみた。
私「矢沢さん、私は以前、、、」
矢沢さん「あーそうですか、いやそういえばこっちでライブをしたことが
ありましたね。あ、こちらは長いんですか?」

、、、と意外にも話がはずみ、なんだか10分近く立ち話をしたようだ。
ご自分のことを「ヤザワ」と呼ぶ。
以前インタビューでもそれがとても印象的だったので
そのことを話したら、「いやー自然とね、出ちゃうんだよね」と。

矢沢さん「どうですか?このままずっとアメリカに住む予定ですか?」
私「いずれは日本に帰りたいと思います」
矢沢さん「そーだよね、なんだかんだ言っても、やっぱり日本が
いいんじゃないかって思うよねー」

はい、私も同感です、矢沢さん。

Monday, February 4, 2008

翻訳家の皆様、お疲れ様です

J-goods2月号がやっと今日入稿になった。

この週末は、中国のお正月に当たるので、たくさんの人たちがマーケットに出向く。 そのタイミングを狙って今週末配布予定だ。

J-goodsは、日本の文化や商品を中華系の人たちに紹介することを 目的としている雑誌だから、日本人向けの文章を翻訳するのではなく、最初から中華系の心に届くような文章作りを心がけている。まずは日本語で記事を書き、それを関係者のプルーフを取った上で翻訳。

せっかく日本語で面白い良い文章を書いても、翻訳したとたんにいかにも訳文です的になってしまっては、読者の購買意欲をかき立てることは 到底難しい。そこで翻訳家の力量が大きく問われることになる。

以前スタッフの労働ビザを「翻訳家」で申請したところ、翻訳は、大学卒じゃなくても誰でも出来る仕事だから、ビザは下りないと言われた。また、「知り合いの中国人にちょっと訳してもらったので」とか、「J-goodsの原稿も、知り合いの日本語のわかる中国人に訳させますから、広告代を少し割り引けませんか?」とか、、、、言われることもある。たしかに、意味を伝えるだけなら、移民局の判断通り、高学歴は必要ないだろう。しかし、読み物となると話は別だ。

言葉は誰でも使う物だから、プロとアマチュアの境界線が曖昧になりやすい。
だからこそ、慎重な判断が必要なんだと思う。
手前味噌で恐縮だが、J-goodsの文章は読者の皆様から「読みやすいね」
とか「レベルの高い文章だね」とお褒めの言葉を頂く。

クライアントの皆様に、自信を持って申し上げます。
J-goodsの翻訳はレベルが高いので、どうぞ安心してお任せくださいませ!

Sunday, February 3, 2008

ブログの影響力

前に紹介した、紅焼牛肉麺のSue's Kitchenで、某クライアントのSさんと一緒になった。
私「あっ、ここよくいらっしゃるんですか?」
Sさん「いや、初めてですよ、ブログを読んで」

おーっ!!!!!
ワタクシメのブログで、本当に足を運んでくださる方いらしたぁ!!
これはこれは、感動のひとときだった。
と同時に、情報を公開する側の責任もちゃんと考えなきゃいけないなと、痛感。

以前、J-goodsのライターをしてくれている
日本の有名児童文学作家と話をしたとき、彼女が
「ブログって、誰を対象に情報を発信しているのか曖昧なのよね。
読み手の顔が想像できない気がする」と言っていたのを思い出した。

それも一理ある。有名人になればなるほど、そんな傾向が強いかもしれない。
が、少なくともワタクシメのブログは、読んでくださる方々の
お顔が思い浮かぶことが判明したわけだ。

はい、これからは、気を引き締めて「オモシロ情報発信」を心がけます。

打ち上げっていいよね!!

私は、イベント事が大好きである。言い換えれば、一人の力では出来ない
事を大勢の力で成し遂げるのが好きなのだ。
そういう意味では、1冊のJ-goodsができあがるまでに 実に13人の手が関わっているワケで、
まさに自分の好きなことを仕事にしている、恵まれた一人とも言えそうだ。

私のイベント好きは、学生時代にさかのぼる。
学園祭は実行委員だったし、
強行遠足(高校の伝統行事で、男子は105kmを一昼夜かけて歩く)でも、
めちゃめちゃ燃えた。
イベントに消極的な人にも声をかけて一緒に愉しむ!!
そんな自分が大好きだった(スミマセン、自分大好き人間なもので)
消極的な人の中には、水を差すコメントをする人もいたにはいたか、、。

さて、イベント、やっている最中もいいけど、打ち上げもいい。
盛り上がって頑張った仲間と、「良かったねー」「頑張ったよねー」と互いの労をねぎらいながら、武勇伝を語り合うのは、まさに一人じゃ出来なかったんだぁを、実感するひとときだ。
みんなが武勇伝を語っている時の誇らしげな達成感のある顔が、私は大好きなんだと思う。

打ち上げ万歳!!

華人工商展での打ち上げの様子。

Friday, January 25, 2008

Asian American Expoは大成功!!

2日間で10万人の中国人が集まるイベント、華人工商展Asian American Expoが、無事先週末終了。
J-goodsとしては13のクライアントさんと一緒に、8つのブースで、日本商品&文化の紹介&販売をした。
写真は一緒に手伝ってくれた、中国人学生のみなさん。

J-goodsは、今年で4回目の参加だけど、個人的には毎年来場者は減っていると感じているが、主催者発表は、毎年2万人ベースで増えている。
今年多分7万人ってところだろう。でも主催者発表は10万人だった。
ともあれ、規模がデカイことに変わりないし、日系でこんなに人が集まるイベントは絶対出来ないから、中国人の分母の大きさを改めて感じる。

さて、来場者は去年より減っている、、と感じるにもかかわらず、参加企業さんの売上は、軒並み去年よりかなりの増。これは何を意味しているかと言えば、やはり中華系の購買力のUPに他ならない。
4年前は、タダの物に群がり、一人1個って言っても、平気でお腹を指さし「ここにももう一人いるから」と2個、あわよくば3個4個のキーホルダーやペンを取ろうとしていたのに、今は「これはいくら?」と、買う気満々なのだ。「去年ここで買った味噌汁がすごく美味しかったから、また買いに来たのよ」なんて、声をかけてくれる人もいた。

毎年このイベントの後1週間くらいは、「あー、中華料理食べたくない、中国人に会いたくない」なんて中国人パワーに圧倒されていたのに、今年はアレ不思議、木曜日になったらしっかり中華料理が食べたくなった。ということは、私も中国人に負けないパワーを身につけてきたのか、それとも中国人化してきたのか、、、、。いずれにしてもこの仕事をしている限り、めでたいことには違いない!!

Thursday, January 24, 2008

日日香は台湾ラーメン屋さん

Torrance Mitsuwaの近く、Carson St.沿いの天ぷら「小松」の向かいにある「日日香」の看板を目にしたことがある方も多いだろう。「らーめん」の赤いのぼりが出ているから、日本のラーメン屋さんかなと思うと、さにあらず。日本語を巧みに操る台湾人お母さんのラーメン屋なのだ。

このお母さん、日本在住25年、旦那さんは日本人だそうで、早朝からお弁当屋さんの仕事をこなし、昼から夜までここで台湾式定食屋を営んでいる。

さて、この店、とにかくボリュームが満点なのだ。 それから、日本在住歴が長いだけあって、八角などの中華系香辛料は控えめで、日本人にも親しみやすい。 弊社の台湾人インターンによれば、とてもオーセンティックな台湾の味だそうで、台湾の街角にある定食やそのものだとか。

写真は豚の角煮ラーメン。トロトロに煮込んだ豚の角煮は、箸を通すとすっと切れる。$6.50で大きな角煮が4、5切れ、ラーメンと一緒に付いてくる。当然食べきれないからいつも持ち帰ることになる。 豚足もすごくでかくて、コラーゲンたっぷり。

食事中は、話し好きのお母さんが「美味しい?」と日本語で声をかけてくる。 お客さんが帰るところを、車が動くまで見送る人情お母さん店のは、とっても暖かいのだ。

Thursday, January 17, 2008

中華麺屋の常連になりました

週に3回は更新する!と誓っておきながら、
自分にも情けない気持ちだが、、2008年こそは!!

さて昨年、某A社の中国人担当者C氏に、
「LAで一番美味しい紅焼牛肉麺の店」として連れて行っていただいたのが Sue's Kichen

紅焼牛肉麺とは、写真のよう赤黒いスープに柔らかく煮込んだ牛筋肉がのっている、コクのあるラーメン。
春雨と冷や麦のような麺の2種類から選べるが、写真は春雨で、この場合メニュー名の最後が「麺」ではなく「粉」になって「紅焼牛肉粉」となる。


スープの赤はラー油だから当然ちょっと辛目。ベースは醤油というより中華独特のコクのあるXO醤
のような味で、少し酸味があってクセになる。


すっかりクセになってしまった私は、週2回は通い今やすっかり常連客。

紅焼牛肉麺以外のメニューはちょっと味が濃い目だが、どれもベースがしっかりしていて
ランチタイムには、中国人で行列が出来るのもうなずける。
辛さが苦手な人には「菜肉ワンタン麺」がお薦め。中のワンタンの皮もプリっとしていて味付けもいい。

そうそう小籠包も美味しいんだけど、小さな蒸し器に3個をくっつけたまま蒸すから
食べるときに皮が破れて、せっかくのスープがこぼれてしまう。
それをお店の人に「せっかく美味しいんだから、蒸すときくっつけないで作ったらいいのに」って
ウ先生に通訳してもらって言ったら「没方法」(しかたないね)と、あっさり。
彼らにとっては、そんなの「没関係」(関係ねー)らしい。
でも味は良いので、ぜひお試しを。

あとは写真のように、好きな総菜を選んで注文も出来る。3種類で$3.8也。スモーク牛タンなんてビールのつまみにぴったり。持ち帰りも出来るから、帰りに買うのもいいかも。

この地にOpenして2年、常連さんが多いから、メニューは変えないんだって。

Sue's Kichen

23918 Crenshaw Blvd.
Torrance, CA 90505
注)英語はあまり通じません