Saturday, August 18, 2007

日本人気質、中国人気質

前出の「鳳凰衛視」、本当はミスコンに日本企業をスポンサーに付けたかったようで、
我々に「どこか紹介してくれないか?」と声を掛けてきた。

もちろんJ-goodsのクライアント企業は、みなさん中国市場拡大を狙っているわけだから
全く興味のないところはどこもないだろう。
しかし、彼らの話をじっくり聞けば聞くほど、うーん、日本企業を説得するのは無理だなと感じ、
今回は橋渡し役をお断りした経緯があった。

私「このイベントは、全米で何人の応募者があるんですか?」
鳳凰「たくさんです」
私「たくさんとは?具体的な数字は?
また過去にさかのぼって、どのように推移してきたのか?
応募の年齢層は?
テレビ放送する際の視聴率は?」
鳳凰「たくさんすぎてわからないのです」

私「日本企業からお金をもらうためには、きちっとしたデータが必要なのです」
鳳凰「・・・・・・」

こんなやりとりは、初めてではない。

毎年Pomonaで行う、Asian American Expoもしかり。
来場者数を正確に把握するシステムはなく、毎年「去年より多い」と発表する。
数を正確に把握しない理由は「たくさん来るから、数え切れない」だそうだ。

日本人は数字にこだわりすぎる、みんなの評価を気にしすぎると、
もしかしたら、中国人は思っているのかもしれない。

誰に頼まれたわけでもなく、自分から両者の橋渡し役を買って出て
それを生業としている私としては、両方の国民気質をうまく双方に伝え、
歩み寄るお手伝いをするべく、日々修行あるのみ、、と意を固くするのであった。

中国セレブ界デビューの巻














中国大陸では、日テレくらいの人気と視聴率を誇る「鳳凰衛視」主催の、
ミスチャイナコンテストアメリカ大陸決戦大会に、招待していただいた。
場所はBeverly Hilton。ブラジルやカナダも含む地域から、綺麗な小姐が美を競い、
優勝者は、9月に香港で行われる、ミスチャイナ世界大会に、アメリカ代表として出るらしい。

いやー、まず驚いたのが、この全世界に住む中国人を巻き込んだバブリーな企画。
日本人では、思いもよらないだろうし、まず実現できないだろう。

イベントは、ほとんどが中国語で進められたため、う先生の通訳無しには
理解はできなかったが、候補者のカワイ子ちゃんたちが何度も口にしていたのが
「中国」「中国人」の言葉だった。
昔からどんどん全世界に散らばり、それぞれの地域でしっかり自分たちの文化を守りながら
生き抜く中国人の民族意識を、可愛いコムスメちゃんたちからもヒシヒシと感じたのだった。

さて、このバブリー企画。
候補者の家族以外にも、スポンサー達がメインで招待をされていたわけで、
たまたま同じテーブルの宝石商一家の奥様は、地味な服装の上に目もくらむようなきらびやかな
お宝石をまとい、それがなんとも今の中国のアンバランスさを表しているようで、興味深かった。

もうひとつ感じたのが、セレブ達には、私の挨拶程度の中国語が通じるのである。
そしてにこやかに「上手だね」と言ってくるあたり、やっぱり金持ちは、なにもかも違うナーってこと。

会場を見回しても、日本人は私一人だけだったかも、、。
アジアの中心はもう中国なのね、そして中国社交界はなんだかちょっとアンバランスで、
だからこそ、底知れぬパワーを秘めていて、でもってみんながウカレていて、、と
非常に貴重な体験をさせていただいた。

大家真的大感謝!!

Thursday, August 16, 2007

中国語勉強奮闘記!

最初に宣言したとおり、中国語の勉強は我ながら頑張ってるつもり。
最近では、中華料理店や知り合いの中国人を捕まえては、
う先生直伝中国語を試しているのだが、、、、、、これがさっぱり通じない。

私「先生、私の中国語通じないんですぅ」
う先生「おかしいねぇー、もっとうまくなるとおもったのにねぇー」

えっ???もっとうまくなると思ったぁ、、、ってことは、先生の期待に添えていないってこと、、、。

そこで、言い訳を考えてみた。
中国人は、まだ外人が話すヘタクソな中国語に耳慣れていないのでは??
だから、ちょっと音が違うと、すぐに「何言っているかわからない」になってしまうのかも。
だってさー、挨拶程度の中国語しかしゃべっていないんだから、前後の文脈から想像してくれたって
いいじゃん!!

まぁ、日本ではガイジンさんがいっぱいテレビに出てきて、ヘンナ日本語を売りにしている。
だから我々もそんなのも芸風の一つとして、笑って受け入れている。

中国人の皆様、世界の中心となった今では、世界中の人たちが中国語を話せるようになりたい
中国人と生でコミニュケーションしたいと思っています。
だから、ちょっとくらいへんな発音でも、ちょっとくらい音が違っていても
ぜひとも想像力を働かせて、会話してやってくださいまし。
それから、ガイジン相手の時は、話すスピードもすこし落としていただけると、高興!

これからも頑張りますので、みなさま、請多関照!!

台湾流朝食

う先生のお薦め中華料理屋さんその2。

今回行ってきたのは、台湾の朝食そのままの店と言われるところ。
なんでも中国や台湾では、朝食に揚げパンを豆乳に浸して食べるとか、、。

San GabrielにあるYung Ho king Tou Chiangは、カリカリ揚げたてのパンと 良い感じの味付けの新鮮豆乳が、
驚くほど安いお値段で楽しめる店。

豆乳は、塩味と普通味があるが、お薦めは塩味。
炒めた葱がはいっているのか、溶き卵スープのようなコクがあり美味。 大きなボールいっぱい、あふれんばかりに入ってお値段ナント$1.30
カリカリの揚げパンだって、30cmくらいの長さで、$1.10

そのほか、臭豆腐も(って言うほど臭くないのでぜひお試しあれ)
ふわふわジューシーで、かみしめるとじんわり酸味と旨みがしみ出て、
日本の厚揚げよりも、味わい深い。

いやー、しかし中国人、朝からよく食べますナー。
中華系のパワーの源、庶民の生活を体験させていただいた。

J-goodsを配送してくれている、波平さんと、お店のおねーさまの
ツーショット。

Yung Ho King Tou Chiang
1045 E. Valley Blvd. #A105
San Gabriel, CA 91776

Thursday, August 2, 2007

J-goods8月号がもうすぐできあがります。

履歴をみたら、最後にブログを書いてから半月も過ぎていた。

J-goods8月号は、今日これから印刷開始である。

今号の特集は、「秘すれば花ー日本人の美の話ー」
今回取材をしていて気付いたのは、日本人は自然に見せるために、手間とお金と時間を掛けると言うこと。う先生が、取材でデジタルパーマを掛けてもらってきた。そしたらそれを見た彼女の日本人以外の友達が「なんだかパーマをかけたかどうかわかりにくいね」とコメントしたらしい。
なるほど、確かに彼女の髪は凄く自然で、毛先がちょっとだけ動く感じ。
そうか、日本人の自然に見えることにこだわる気持ち、、
ちゃんと説明しないと通じないなぁー。


そんな気持ちで仕上げたJ-goods。

店頭に並ぶのは8月10日予定。

乞うご期待!!