前出の「鳳凰衛視」、本当はミスコンに日本企業をスポンサーに付けたかったようで、
我々に「どこか紹介してくれないか?」と声を掛けてきた。
もちろんJ-goodsのクライアント企業は、みなさん中国市場拡大を狙っているわけだから
全く興味のないところはどこもないだろう。
しかし、彼らの話をじっくり聞けば聞くほど、うーん、日本企業を説得するのは無理だなと感じ、
今回は橋渡し役をお断りした経緯があった。
私「このイベントは、全米で何人の応募者があるんですか?」
鳳凰「たくさんです」
私「たくさんとは?具体的な数字は?
また過去にさかのぼって、どのように推移してきたのか?
応募の年齢層は?
テレビ放送する際の視聴率は?」
鳳凰「たくさんすぎてわからないのです」
私「日本企業からお金をもらうためには、きちっとしたデータが必要なのです」
鳳凰「・・・・・・」
こんなやりとりは、初めてではない。
毎年Pomonaで行う、Asian American Expoもしかり。
来場者数を正確に把握するシステムはなく、毎年「去年より多い」と発表する。
数を正確に把握しない理由は「たくさん来るから、数え切れない」だそうだ。
日本人は数字にこだわりすぎる、みんなの評価を気にしすぎると、
もしかしたら、中国人は思っているのかもしれない。
誰に頼まれたわけでもなく、自分から両者の橋渡し役を買って出て
それを生業としている私としては、両方の国民気質をうまく双方に伝え、
歩み寄るお手伝いをするべく、日々修行あるのみ、、と意を固くするのであった。
Saturday, August 18, 2007
日本人気質、中国人気質
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2 comments:
うん、「差不多」(だいたい)という気質ですね。
この間、うちのママに酢魚(酢豚の豚を魚に)の作り方を聞いたら、必要な調味料しか教えてくれなかった。「量は?」としつこく聞いたら、「適当に入れなさい」と片付けられました。確かに中華系のレシピサイトをよく見たら、使う材料や調味料の量が書いてない所が多いです。要するに細々と何かを行う作業はあまり好まないですね。大らかというか、大雑把というか...
中華系のレシピは、あまり量が書いてないんだぁ、、、。それは意外!
ということは、J-goodsでレシピを紹介しても、分量を守ってくれているとは限らないってことかしら?
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