Sunday, March 2, 2008

毒餃子報道「日本は騒ぎすぎ」?

日本では「中国が、日本は騒ぎすぎだ」と言っていると、報道されている。
ネットをみてもそんなコメントが多い。
単純にこの言葉だけをとらえれば、まるで中国人が「そんな程度の被害で
大騒ぎしすぎだよ」と言っているように聞こえる。
事実私もそう言われているんだと思っていた。
が、しかし、実際に何人かの中国人に「私が日本人であることを意識せずに
本音を聞かせてほしい」と意見を求めると、違う声が聞こえてきた。

日本のメディアは何か事件が起きると、その報道一辺倒になる。
今、日本のワイドショー番組は、連日どの局も「毒餃子」と「ロス疑惑」。
ワイドショーは同じ時間帯に放送されていることが多いから、
チャンネルをかえても、また「毒餃子」。
一方中国は、広い国土に多い人口。犯罪や事件、ニュースの数も多い。
だから、一つの出来事をそれ「一辺倒」の報道している時間がない。
そんな中国からみれば、そればっかりの日本は「騒ぎすぎ」に映る。
と、言うのだ。
被害に対して「騒ぎすぎだよ」と言っているのではなく、
日本の報道姿勢に言っているのだと、、。

よくよく聞いてみると、確かに的を射ている。
ネットで「毒餃子」に関わるニュースを拾うと
「中国が日本のことを騒ぎすぎといっている」「日本人は虚弱体質」
「日本企業管理の工場で起きたから、日本の責任と言った」とか、、、、
日本人が、「いい加減にしろ!」と言いたくなる言葉がたくさん出てくる。

中国語のわかる日本人が、中国のテレビやネットでの言葉を翻訳して
日本に紹介しているのだろうが、私が聞いた生の中国人のコメントとは
言葉尻の表現が違うようにも感じる。

報道の自由が認められている、知る権利が守られている日本だからこそ、
早く「一辺倒」を卒業し、受け取る側も、自分で真実を判断する力を
磨かなければいけないと思うのだ。

2 comments:

uedada said...

最近の日本の報道は、
歌謡曲のプロモーションに似ているような気がします。
「見込みのある」事件が発生すると
どの局もどの時間もヘビーローテーションで
その事件を流し続ける。
見る側は選択の余地なく、
その事件に関心を持たざるを得ない。

そして、問題に関心を持つ前に、
その話題自体に飽きちゃうわけですね。

で、たまには昔話題になった事をリバイバルしたりして。
(最近ではロス疑惑とかXD)

つまり歌や映画、バラエティなどのように
ネタとして消費されている感じです。

それはもちろん、そういう番組を望んでいる
視聴者に原因することでもあるのですが。

みーにゃん said...

視聴者は本当にそういう番組を望んでいるのでしょうか?
もしかしたら、選択の仕方を知らないだけでは?
知る権利が守られている日本でありながら、垂れ流される情報のみを受け取る、、。
だから簡単に情報統一されちゃうんですよね。
この続きは、4月にじっくりお話しする必要がありそうですね!!